本、特に小説の編集において理解していないとならない、いわゆる「美しい日本語」。
文化の変化が早い昨今、これはひとつの問題となっています。
私が出版社に勤めていたことは、司馬遼太郎氏や松本清張氏の文体、特定の出版社の文体が美しく手本にすべきと言われていました。
ですが、活字離れやライトノベル・投稿サイトの普及に伴い、話し言葉が広く普及し、美しい日本語とされてきた文体が読みにくい・伝わりにくいといった現象が起きています。
美しい日本語は、物書きで賞を目指す者のみに認知され、一般の読者とされる人々にとっては読みなれないものとなっています。
では、私たち出版社はどうするべきか。
国語辞典の言葉の解説が時代の変化に応じて編纂されていることと同様に、変化を認める必要があると考えます。
弊社の場合は、著者さまが何を良しとされるかを第一に、どの程度の編集をするかの方針を決めます。
それは、著者さまによっても「美しい日本語」の定義が違うことも理由として挙げられるためです。
弊社では、傍点や三点リーダー・改行の扱いなど、編集作業における一般的な基本ルールを厳守しながら、著者さまの文体を活かしていきます。
もちろん、物語の前後の流れを見ながら言い回しや言葉の意味を考え、必要に応じて修正は加えます。
今は、さまざまに発表することができます。
とらわれすぎてもダメで、奔放にしすぎてもダメ。
その良いところを、著者さまの目指すところとし、著者さまのファンが増えることを目指します。
今まで出版社とやりとりをしたことがない方でも、安心して出版のご相談をください。
一緒にあなたの目指す作品を作りましょう!
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